メインコンテンツへスキップ
ZARMS のカードには、担当者の欄が 1 つではなく 4 つあります。作成者・進行者・確認者・受領者 です。そして、カードの状態ごとに、どの役割の人が次に動く番か(ボール を持つか)が決まっています。 こうしているのは、「この仕事、いま誰のボールですか?」と聞かなくても分かるようにするためです。

「ボールを持つ」という言葉

日本の職場では、「このボールは誰が持っているの?」「いまボールはこっちにあります」というやり取りがよく交わされます。誰がその仕事を受け持っているか、次に誰が動くのかを指す言い方です。ZARMS はこの言葉をそのまま使っています。

担当者 1 人では決まらないこと

ふつうのタスク管理では、タスク名と主な担当者(1 人か、チーム名)を決めます。ところが、次のことは決めないまま進むことがよくあります。
  • その仕事は、誰が言い出したのか(依頼したのは誰か)
  • 終わったかどうかを、誰が確かめるのか
  • できあがったものを、誰が受け取るのか
ここが曖昧だと、「作業は終わったのに、誰も確認していない」「できたものを誰に渡せばいいか分からない」といった止まり方をします。

すべての仕事には、受け取る人がいる

ZARMS は、どんな仕事にも何かしらの 成果物 があり、それを誰かが受け取ったときに仕事が終わる、と考えています。受領者という役割を置いているのはそのためです。 予算計画の例では、上長が中身を確かめてから提出先に渡します。このとき上長は 確認者、提出先の担当者は 受領者 です。内容を確かめる人と、最後に受け取る人が別の人になることは珍しくありません。

役割と状態を結びつける

4 つの役割は、カードの状態と結びついています。状態を先へ進めると、ボールは次の役割の人へ移ります。 状態を見れば、誰が次に動くかが分かります。そして、あなたがボールを持っているカードは、ホームとマイボードに集まります。毎日そこを片付けて次の人へ渡していけば、仕事は止まらずに流れます。 状態の進め方の詳細は 状態とボール を見てください。

責任の分担表を、現場で使える形に

仕事の責任を整理する方法として、「実行する人」「最終責任を持つ人」「相談を受ける人」「報告を受ける人」を決める考え方(RACI)が知られています。役に立つ考え方ですが、日々のタスク 1 件ずつに当てはめるには重すぎます。 ZARMS の 4 つの役割は、これを現場で毎日使える形に絞ったものです。「誰が起こし、誰が進め、誰が確かめ、誰が受け取るか」だけを決めます。カードの動きを追いたいだけの人は、役割には入らず、カードを フォロー します。

全部を埋めなくてもよい

役割は 1 人で全部持ってもかまいません。カードをかんたん作成で作ると、初めは 4 つとも作った人が入ります(この初期値は、管理者やボードの設定で変えられます)。
  • 自分の仕事: 4 つとも自分のまま進めます。
  • 人に頼む仕事: 進行者だけを頼む相手に変えます。確認と受け取りは自分です。
  • チェックが必要な仕事: 進行者に作業する人、確認者に上長やレビュー担当、受領者に依頼主を入れます。
状態を進めたときに次の役割が空いていると、ZARMS が担当者を選ぶよう促します。役割の入れ方は 担当者と期限を決める を見てください。

関連する記事

最終更新日 2026年11月4日